2026年9月の面白い採用動画ランキングTop10
9月に公開された採用動画71本から、再生数と企画の面白さで10本を選びました。1日密着の強さと、短尺シリーズの広がりが見えた月です。
選定基準
2026年9月に公開され、CULTURE LIBRARYに掲載中の71本を再生数の順に並べ、上位30本から企画・構成の面白さと採用担当者の学びの多さで編集部が10本を選びました。動画の中身に触れた記述は、タイトル・長さ・公開元と、掲載時の審査記録で確認できた範囲です。再生数は2026.10.29時点。
この記事で学べること
- 9月によく見られた採用動画の型を知る
- 効く段階ごとに、動画の使いどころを知る
- 自社で最初に作る一本の型を決める
9月のランキング
9月は37社・71本の採用動画が公開されました。上位には「1日密着」と、1〜2分の短尺シリーズが並びました。
- 1
表に出にくい部署を、主役にした
効く段階|興味・理解タイトルが示すのは、損害保険のお支払い部門の1日です。営業や企画ではなく、ふだん表に出にくい部署を主役に据えています。外部の就活チャンネルで公開され、9月公開の動画でいちばん多く見られた1日密着です。
自社で使うなら応募の少ない部署こそ、1日密着の主役にする候補にする。
- 2
成果の一言で、最初の数秒をつかむ
効く段階|興味・理解介護用品レンタル営業の1日を追った動画です(審査記録より)。「入社1年で全国トップ営業成績」という具体的な成果をタイトルの先頭に置き、見る前に主人公の像が伝わります。
自社で使うなら主人公の成果を数字で一つ、タイトルの先頭に置く。
- 3
会社の挑戦を、38分のドキュメンタリーで見せる
効く段階|認知経済メディアの企画として公開された38分の長尺です。「10年かかる建設を3年で」という一文で、インフラ企業の仕事の規模と挑戦を示しています。9月公開の採用関連動画で最も多く再生されました。
自社で使うなら自社の事業で一番大きな挑戦を、一文の問いにして企画の軸にする。
- 4
「1分でわかる」を、9月だけで5本
効く段階|認知村田製作所は9月に「1分でわかる」で始まる1〜2分の動画を5本公開しました。テーマは中国市場、育成、海外拠点、社風、働き方と一本ごとに違い、同じ型で並べることでシリーズとして覚えやすくなっています。
自社で使うなら1分の型を一つ決め、テーマだけ変えて5本まとめて作る。
- 5
1日5件の商談で、営業の速さを見せる
効く段階|興味・理解営業担当1名の出張と複数の商談に密着しています(審査記録より)。「1日5件」という数字が、営業の仕事の密度をそのまま伝えています。
自社で使うなら一日の仕事量を、件数や移動距離などの数字で見せる。
- 6
採用担当者自身が、キャリアを語る
効く段階|応募「採用担当に聞く」として、20代のキャリアと身につく力を語る15分の動画です。選考の窓口になる人が顔を出して話すことで、応募前の距離が縮まります。
自社で使うなら説明会の前に、採用担当者が話す短い動画を一本用意する。
- 7
選考の裏側を、5年目社員が話す
効く段階|選考「選考の裏側&事業のリアル」を5年目社員が話す25分のトーク動画です。選考について先輩に聞きたいことを、そのまま企画にしています。
自社で使うなら選考中の候補者からよく出る質問を集め、社員が答える回をつくる。
- 8
職種名の誤解を、タイトルで正面から扱う
効く段階|興味・理解Forward Deployed Engineer という新しい職種について、「誤解?」と問いかける対談です。LayerXの公式チャンネルは9月だけで23本を公開しており、職種ごとの対談をまとめて出しています。
自社で使うなら伝わりにくい職種名を一つ選び、誤解を解く対談を企画する。
- 9
41秒、一問だけのショート
効く段階|認知「仕事で楽しい瞬間は?」という一問だけを社員に聞く、41秒のショートです。公式チャンネルで公開され、問いを一つに絞ることで最後まで見やすくしています。
自社で使うなら社員に同じ一問だけを聞くショートを、まず3本撮る。
- 10
育成する側の言葉で、成長を語る
効く段階|内定承諾若手を指導する先輩社員が、育成の考え方を語る13分の対談です。本人ではなく育てる側が話すことで、入社後の育て方が具体的に伝わります。
自社で使うなら内定者向けに、指導役の社員が育成方針を話す動画を用意する。
今月の傾向
9月公開の71本のうち、タイトルに「密着」や「1日」を含む動画は6本でした。その6本はすべて、再生数の上位30本に入っています。数は多くありませんが、見られ方では抜けていました。
長さは二極化しています。2分以下の動画が26本、20分以上の動画が29本で、その中間は少数でした。9月の公開動画からは、短尺で会社を知ってもらい、長尺の対談や説明会で理解を深めるという使い分けが見えます。
公開元では、企業の公式チャンネルに加えて、外部の就活チャンネルが32本を占めました。9月の1日密着では、外部チャンネルで公開された4本のほうが、公式チャンネルの2本より多く見られていました。
次の一本の選び方
まだ採用動画が少ない会社は、まず「1日密着」を一本作るのがおすすめです。仕事の具体的な場面が伝わり、興味・理解の段階で効きやすい型です。
すでに長尺の動画がある会社は、同じテーマを1分に切り出した短尺を足してみてください。長尺への入口になり、YouTube上で見つけてもらう機会が増えます。
今回の学び
- 仕事の一日を追う「1日密着」は、外部の就活チャンネルでも強く見られる
- 1〜2分の短尺は、同じ型でシリーズにすると企業の入口になる
- 長尺の対談や座談会は、選考中の不安に答える資料として使える